投資を学ぶ
2017/12/13

株初心者も嬉しい!株主優待制度とは

(写真=PIXTA)
(写真=PIXTA)
株式投資って何だか難しそう……そう思っている人に最初の一歩としておすすめなのが、株主優待に注目した株式投資です。仕組みとメリットを理解すれば、すぐにでも始めてみたくなるお得な制度です。今回は、株主優待の基本を初心者にも分かりやすく解説していきます。

株式投資で得られる経済的利益の種類


そもそも株式投資とは何でしょうか。これは言葉通り、「企業が発行する株式に投資すること」です。企業がなぜ株式を発行するのかというと、サービスや商品を提供するために企業は資金が必要だからです。例えば設備を整えたり、研究開発をしたり、人を雇用したりするためです。

資金を集めるために、企業は「株式」を発行します。その企業を応援したい人は、株式を購入することで「株主」になるわけです。株式投資をしたり、株主になったりすることで、得られるメリットは大きく3つあります。

1つ目は、購入したときよりも株価が上がった時に売却することで、購入額と売却額の「差額分の利益」が得られることです。2つ目は、企業が稼いだ利益から「配当金」を受け取れることです。3つ目は、企業によりますが「株主優待」を受けられることです。株主優待の注目度は高く、上場企業のうち1,300社以上が株主優待を実施しており、新設する企業も年々増える傾向にあります(大和インベスター・リレーションズ調べ)。

株主優待制度とは


株主優待(制度)とは、ある一定以上の株式を保有する株主に対して、企業側から商品やサービス券などの優待品を送ることをいいます。例えば「A社の株を100株以上保有している株主に対して、3,000円分の自社商品を贈呈」といったことです。

株式投資をしてみたいけれど、どの株を買っていいか分からないという株初心者は、株価が手頃で、業績が安定しているといった点と合わせて、自分が欲しい優待品がもらえるかどうかも1つのチェックポイントにするといいでしょう。

優待品のバリエーションはさまざまです。現金同様に使えるクオカードや図書カード、毎日の食事にかかせないお米、その企業に関連する商品や割引券、カタログギフトから選べる優待品もあります。どんな優待品がもらえるか調べるだけでもワクワクするはずです。

なお、株主優待を実施している銘柄を選ぶ際に見るべきポイントがあります。まずは何株を保有すると何がもらえるのかということです。例えば、最低投資単位(単元株)が100株の場合、同じく100株の保有で優待品がもらえる銘柄もあれば、1,000株以上を保有していないと優待品がもらえない銘柄などもあります。

また、「権利確定日」を意識することも大切です。権利確定日とは、その企業の株主として株主名簿に記載される日のことです。年に1、2回設定されていて、その日の株主が優待を受ける権利を獲得できます。たいていは決算期末などですが、決算期末も企業によって異なるので事前のチェックが必要です。

注意したいのは、権利確定日の当日に株を購入しても間に合わないということです。権利確定日を含めて4営業日前(権利付き最終売買日などといわれます)までに株を購入しておく必要があるので、購入時には気をつけましょう。

最近は、「安定的に株主を増やしたい」や「ずっと株主でいて欲しい」との思いから、株を長期間保有する株主に対して優待品をグレードアップする「長期保有優遇制度」を実施している企業も増えています。例えば、通常は100株以上で1,000円分のクオカードを1枚贈呈という優待が、3年以上保有の場合は2枚もらえる、といったような仕組みです。さらにお得に優待品をもらうことができるので、しっかりチェックしてみましょう。

株式投資の第一歩を株主優待から


株式投資は「株価の上げ下げが…」「配当金が…」などと考え始めると、初心者は不安になったり、難しいと思ったりしてしまいがちです。しかし、一定の株式を保有しているだけで優待品がもらえる株主優待制度がある銘柄を選べば、「少なくとも1年に1度お米がもらえる」など、株を持つことそのものを楽しみつつ株式投資ができるはずです。是非チャレンジしてみてはいかがでしょうか。
 
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