マネーライフ
2017/12/13

夫婦の共同口座を使うメリット・デメリット

(写真=PIXTA)
(写真=PIXTA)
結婚したら、夫婦それぞれの財布を一緒にするなどして、家計費として管理する必要があります。お互いが好きなようにお金を使うというやり方をすると、お金がいくらあっても足りなくなります。

もちろん、夫婦のあり方も多様化し、共働き家庭も増加しているため、必ずしも「財布を一緒にする」必要はないのかもしれませんが、お金がなくなって後で揉めることがないよう、結婚時に夫婦のお金の管理について相談しておくことが重要です。

夫婦のお金の管理に2つのパターン


結婚すると、将来のことをより具体的に考えるようになるでしょう。子どもは何人ほしいのか、マイホームはいつ買うのか、海外旅行はいつ行くのか……。それらの計画を実現するためには、どうしてもお金が必要です。家計のやりくりをして、貯蓄もしていかなければいけません。

では、どのような家計管理をしていけばいいのでしょう。夫婦の家計管理の方法を見ると、2つのパターンに分けられます。

1つは、夫婦がそれぞれ別々の予算を負担する方法です。夫は家賃、電話代、妻は食費、光熱費というように家計項目のいくつかを2人で分担します。2つ目は、2人の収入の一部をそれぞれ持ち寄って夫婦の「共同口座」を作り、そこから家計を支出する方法です。

お金を自由に使いやすい家計分担パターン


夫婦が各自の収入を別々に管理し、家計項目別にそれぞれを負担する方法と、夫婦が共同口座を使って家計を管理する方法を比較してみましょう。

まず、収入を別々に管理した場合、夫婦はそれぞれ自分の稼いだお金を決められた家計費分負担すれば、それ以外のお金は自由に使うことができます。ただし、自分の支払う家計項目にしか目を向けなくなるので、互いに家計の全体像を把握できなくなるリスクがあります。

家計の全体像が見えなくなると、貯蓄の残高なども夫婦の間で曖昧になりやすくなります。お互いに、相手が貯蓄をしているだろうと勝手に思い込んで、自分の稼ぎはあるだけ全部使ってしまうということにもなりかねません。

家計全体を把握しやすい夫婦共同口座パターン


次に、共同口座を持つ夫婦の場合を考えてみましょう。夫婦は収入の一部を共同口座に振り込むことで、2人の共有財産を作り、家計をやりくりします。共同口座を作ることで、家計に対する共通認識を持つことができるようになります。毎月2人で生活していくのにいくら必要か、月々の変動支出、固定支出などに対する夫婦の理解が生まれ、家計のやりくりにも興味が湧きます。

毎月必要なお金が分かることで、残ったお金からいくらを貯蓄にまわすべきか、という意識も働くようになります。また、夫婦はそれぞれ個人名義の口座を持っているわけですから、共同口座と個人口座で「家族の財布」と「個人の財布」にはっきり分けることができるのもメリットです。

もちろん、共同口座にはデメリットもあります。「共同」と言っても、基本的にはあくまでも夫婦のどちらかの個人名義の口座になります。ですから、この口座に貯蓄をすると、口座名義人の貯蓄とみなされてしまいます。
 

夫婦の共同口座を上手に活用しよう


夫婦の家計に対する共通理解を深め、家計の透明性を保つことのできる夫婦の共同口座。デメリットもありますが、賢く活用すれば家計の全体像を把握できるようになり、自然とお金の使い方も意識するようになります。夫婦の共同口座に振り込むのは月々の生活費程度にとどめ、個人の資産は夫婦それぞれの個人口座に貯蓄することが上手な使い方です。

結婚生活は夫婦2人の生活なので、経済的な面が不透明に陥るのは一番避けたいことです。家計管理を片方に任せきりにしたり、どちらかが家計項目に対して知識不足だったりする場合、2人の認識がどんどんかけ離れてしまいます。

2人で話し合いながらお金を使っていくことは、将来のライフプランが明確になることにもつながるでしょう。
 
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