投資信託をはじめる
2017/12/13

ドルコスト平均法で投資信託を時間分散しよう

(写真=Davizro Photography/Shutterstock.com)
(写真=Davizro Photography/Shutterstock.com)
「投資をしたいけど、いついくら買えばいいのかわからない」「毎月一定額を貯蓄しているが、今はまだまとまったお金がない」……そんな悩みを持つ人におすすめの投資方法がドルコスト平均法です。具体的な方法や、メリット、デメリットを解説します。計画的に資産を形成していくにあたって、投資の初心者には特におすすめの方法です。

ドルコスト平均法とは?


ドルコスト平均法などというと難しそうに聞こえますが、「特定の金融商品を、一定の間隔で、一定の金額ずつ買い付ける」という手法です。例えば、ある投資信託を毎月1万円分ずつ購入していく、というような実は単純な方法です。

ドルコスト平均法は積立投資の一種ですが、同じ積み立てでも、毎月ある金融商品を一定数買い、そのときの価格によって投資金額が変わる方法とは違い、ドルコスト平均法は毎月ある金融商品を一定金額買い、そのときの価格によって購入する数の方が変わります。

ドルコスト平均法のメリット


資産運用に伴うさまざまなリスクをおさえる手法として、もっとも有効なものは分散投資と言われています。分散の方法には大きく分けて「資産の分散」と「時間の分散」があります。ドルコスト平均法は後者にあたります。特に価格が上下に大きく変動するような金融商品では、下落時に購入する数が増えるため、時間分散による効果が発揮されやすいといえます。

一般的に投資信託は複数の資産(銘柄)がパックになっている金融商品なので、投資信託を購入するだけで、ある程度「資産の分散」ができているといえます。そこでさらに、投資信託をドルコスト平均法で買い付ければ、「資産の分散+時間の分散」ができるということです。

また投資家の肉体的負担、精神的負担が軽いこともメリットとして挙げられます。本業がある人にとって、常に金融マーケットを観察し、売買タイミングや有望銘柄を探るのはとても大変です。ドルコスト平均法であれば、一度「これだ!」と決めた商品を毎月、一定額購入するだけなので、金融マーケットを観察、分析する手間が省けます(そもそも買い時、売り時の見極めは専門家でも難しいものです)。

投資初心者は購入した商品の価格が下落すると、このまま下がり続けるのではないかと不安に駆られがちです。ドルコスト平均法であれば、下落時は将来への「仕込み」の時期と考えられるので、価格の変動に一喜一憂しなくてすみます。

それからドルコスト平均法のメリットというよりは、投資信託の積立投資に共通するメリットですが、少額から投資を始められることが挙げられます。株式などに一括で多額の投資をしようとすると、まずは現金を貯めることから始める必要があり、その間は投資ができません。しかし、投資信託の積立投資であれば少額からでよいので、多くの人がすぐにでも投資を実践できます。

ドルコスト平均法のデメリット


それではデメリットに関しては、どのようなことが考えられるのでしょうか。

価格が一本調子で上がっていくようなときには、一括投資の方が高いリターンとなります。なぜなら、投資を始めた時が一番安いので、その時にたくさん買った方が有利だからです。それでも、購入した商品が値上がりしているわけですから、投資したお金が増えていることには違いありません。もちろん、価格が右肩下がりの場合は、ドルコスト平均法でも損失が発生する可能性があります。

また、商品によっては、購入回数が増えるために、手数料が多くかかることがあります。ただし投資信託であれば、販売手数料がかからない「ノーロード」タイプもあります。

その他のデメリットとして、銘柄選定や売買タイミング自体を楽しみたいという投資上級者にとっては、一度投資先を決めたら基本的に変更しないドルコスト平均法は面白みに欠けるかもしれません。

資産運用初心者に向いているドルコスト平均法


ドルコスト平均法は、投資信託などの金融商品を毎月一定額積み立てる手法です。一括投資にはない「時間分散」の効果があります。リスク分散しやすく、肉体的・精神的負担が軽く、初期投資が少なくてよいため、資産運用の初心者に向いている方法といえます。
 
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