投資信託をはじめる
2017/12/13

インデックス型投信とアクティブ型投信、どっちを選べばいいの?

(写真=kenary820/Shutterstock.com)
(写真=kenary820/Shutterstock.com)
投資を行う際はリスクを抑えるために投資先を複数に分ける「分散投資」が基本中の基本と言われています。でも、自分で全部投資先を選定するにはかかる時間も労力も計り知れません。そんな面倒な分散投資が、投資信託(投信)なら1本保有するだけで可能となります。ですから、投信は投資初心者にも合った金融商品と言えます。

投信にはさまざまな分類がありますが、運用方針の違いにより大きく「インデックス型投信」と「アクティブ型投信」に分けることができます。この違いは投信を選ぶ際の重要なポイントとなります。今回はこの2つの投信の違いを解説していきます。


インデックス型投信とアクティブ型投信の違い


インデックス型投信とは、市場の動きを示す指数(インデックスと呼ばれます)と連動することを目標として運用を行う投信のことです。例えば、日本株投信であれば日経平均株価やTOPIX(東証株価指数)といった指数と同じような値動きを目指します。目標とする指数は日本株式だけでなく、外国株式、先進国債券、貴金属や穀物といった商品(コモディティ)に連動するものなど、数多くの種類があります。

これに対し、アクティブ型投信とは、市場の動きを示す指数を上回ることを目指して積極的に運用する投信のことです。ファンドマネージャーと呼ばれる運用担当者が、それぞれの投信の運用方針に従って投資する銘柄を選定します。

インデックス型投信のメリットとデメリット


インデックス型投信の最大のメリットは、コストの低さにあります。特に注目すべきコストが、運用管理手数料である「信託報酬」です。インデックス型投信では、対象とする指数の銘柄や構成比率とほぼ同じ形で投資するため、銘柄選択などの手間がかかりません。その分、アクティブ型投信に比べると信託報酬が低く設定されています。

信託報酬は投信の保有期間中に継続してかかるコストであり、保有期間が長期になるほどたくさんの手数料をはらうことになります。そのため信託報酬が低いインデックス型投信はコスト面で優れていると言えます。また、指数に連動するので、初心者でも投信の価格(基準価額といいます)の動いた理由が分かりやすいといったメリットもあります。

さらに、同じ指数に連動する投信であれば、信託報酬やある期間の騰落率、投信の規模を示す純資産残高などで、比較検討しやすいといった特徴もあります。

一方、インデックス型投信のデメリットはというと、良くも悪くも指数を上回る成績は期待できないという点です。いつも平均的な投資成果になりますので、これだと投資の面白みがないと感じる人もいるでしょう。

アクティブ型投信のメリットとデメリット


アクティブ型投信のメリットは、なんといっても運用がうまくいけば市場平均よりも高い収益が得られ、投資の醍醐味が味わえる点です。興味や目的に合わせて選べる種類の豊富さも魅力のひとつです。

デメリットとしては、インデックス投信に比べてコストが高い点が挙げられます。これは、市場平均を上回る投資成果を残すために、経済全般の調査や個々の企業の分析など、手間と人件費がかかるためです。また、それだけのコストをかけても、市場平均を下回ってしまう可能性もあります。

次に、投信の価格の動いた理由がわかりにくい点です。アクティブ型投信は、例えば日本株に投資する投信であっても、運用方針の違いなどによって価格の動きが異なります。そのため比較するのが簡単でなく、成績優秀な投信を見極めるのに手間がかかるといった難点もあります。

目的に応じた使い分けを


インデックス型投信とアクティブ型投信のメリットとデメリットは表裏一体になっていることが多いです。投資をする上で、平均的な投資成果を期待するのか、より高い投資成果を期待するのか、あるいは投資成果は低くても安定性を重視するのかなど、自分のニーズをよく考えてから、投信を選ぶようにしましょう。冒頭でも述べた通り、投信は1本持つだけで分散投資が可能となる商品ですが、投信の投資対象別に複数本保有した方が、よりリスク分散の効果が高まります。

複数の投信を組み合わせる場合、低コストのインデックス型投信で世界中の株や債券に分散投資を行い、一部で、自分が良いと考えるアクティブ型投信や個別株に投資し、高い投資成果を狙うといった手法も考えられます。インデックス型投信とアクティブ型投信の違いを理解し、資産形成に役立ててください。

※手数料などの詳細に関しては、販売会社および運用会社へお問い合わせ下さい。
 
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