投資信託をはじめる
2018/04/17

積立or一括。投資信託の購入を検討するならどちらがいい?

(写真= Peshkova/shutterstock.com)
(写真= Peshkova/shutterstock.com)
投資信託を始める時、定期的に一定額を購入する方法(=積立)と、ある程度資金を貯めてから一括購入する方法の2通りの方法があります。それぞれのメリットとデメリットを比較して考えてみましょう。

投資信託の購入方法には、積立と一括購入の2種類がある

投資信託は、投資家から集めた資金を運用会社の専門家が運用します。銘柄選びや銘柄の投資比率の決定、売買の執行などを一括して運用会社が行い、運用で得られた利益は投資額に応じて投資家に還元されます。そのため、投資初心者でも気軽に始められるのが利点です。また、投資信託は少額の資金から購入でき、1つの銘柄や国に集中せず分散投資ができるパッケージ商品と言えます。

これらを踏まえて、投資信託の購入方法として「積立」と「一括購入」がどう違うのかを考えましょう。

積立のメリット・デメリット

まずは積立についてです。投資信託は、金融機関によっては100円から積み立てることが可能です。そのため、少額で無理なく投資がはじめられるのが大きなメリットです。また、長期運用を目的に積立をする場合、日々の値動きを逐一見る必要もなく、時間的、心理的に楽なところもポイントでしょう。

「基準価額が低いときに開始して、値上がりすれば利益がでるけど、基準価額が高いときに開始した場合は損をするのでは?」と考える人もいるでしょう。たしかに、積立も投資タイミング次第で有利、不利が存在します。しかし、その時々の基準価額が高いか低いかを正確に判断するのは専門家でも難しいとされています。積立であれば相場の上げ下げが大きな局面でも取得価額を平準化する効果が得られ、資産の変動も緩やかになります。

積立とはあくまで長期保有を目的とした運用方法です。積立で分散投資する場合、数年継続するよりも数十年継続したほうが、黒字になる可能性が高いというデータがあります。たとえ一時的にマイナスに転じたとしても、最終的にはプラスになる可能性が高い投資方法が積立です。

積立のデメリットは、まとまった資金を持っている場合には機会損失の可能性があることです。それは基準価格が低いときに一括で買ったほうが大きなリターンを得られる場合もあるからです。また、バブル期など相場が一方通行の上昇局面になっているときは、積立よりも一括投資に向いています。上昇局面で毎月一定額を積立ていくと、平均取得価額が平準化できるという積立のメリットが十分発揮できないためです。

一括購入のメリット・デメリット

では、一括購入のメリット、デメリットはどうでしょうか。おおむね積立と逆のメリット、デメリットになります。前述のように、相場の上昇局面において、底値で購入できるのであれば、一括購入のリターンはその分大きなものになります。市況の様子などを見て投資対象が今後も値上がりすると考えるのであれば、一括購入も検討する余地があります。

一方で、購入した後に相場が下落した際は、大きく損をするリスクもあります。ですから一括購入の場合は、最初からある程度のリスクを勘案した上で、相場が下がったとしても家計が影響を受けない程度の余裕金で行うことが肝心です。一括購入はある程度投資に慣れてきた人に向く方法といえるかもしれません。

投資方針とマネープランに沿った運用をすべき

積立と一括購入、どちらがいいとは一概に言えず、ケースバイケースであるということがお分りいただけたのではないでしょうか。

リスクがあっても一括購入でまとまった資金を投入して、大きなリターンを得たいというのも考え方のひとつでしょうし、逆に20年などの長い年月がかかってもいいので、安定的にある程度のリターンを得たいという考え方もあるかもしれません。また積立をしながらも「これだ」と思った商品は一括購入をするという手もあります。それぞれの投資方針、マネープランを加味しながら、自分に合った運用方法を見つけましょう。

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